スマホで長文は無理なので。
まずはどうでもいい事から。
・サイとミリィは確認したけどカズイを見逃す。どこにいた?
・アグネスがいいキャラ過ぎる。アイシャドウをキメキメにしたキャラデザは超今風。
・そのアグネスど絡みまくる割にはそっけないルナ。坂本真綾はもっと有効活用しようぜ。もっとセリフに工夫をさ。
・シンルナの初H失敗みたいな描写、いる?
・すっかり大人になったアスランのつまらなさ。エロ妄想で相手をおちょくるとか、ホントらしくない。
・典型的三下キャラを貫くブラックナイツ。
・セリフ単価が安い下野。
・ラクスは人妻にエロパイロットスーツをデザインした奴をクビにするべき。
・男子高校生が喜びそうなラクスの手料理におっさんは胸やけを覚える。
・無駄に自己主張の強い福潤。
・よくよく考えるとアカツキ一機で何とかなりそう。
・ボアズもアルテミスもレクイエムも稼働状態で残っているとか、戦後処理下手過ぎるだろ。
・ザフトの政治は相変わらずグダグダ。
・よりヤンチャになってるカガリの声。
・しれっと登場しているドラグナー
・もはやレイドボスですらないデストロイ。
・殺陣の演出は勇者ロボ的だな。
・呪いの言葉として池田秀一の声は秀逸。
総評をするのであれば「時間さえかければ良いものは出来る」といったところだろうか。脚本レベルの瑕疵は、演出とMSの演技と中の人の気合で十分にカバーできる。
そういう意味で、非常に上手い作品だった。テンポの良さで全てを押し流すという方針は一貫していた。ただ、その上で説明台詞を多用していたので、どのキャラも結構早口言葉。
あと、パロディの上手さが光る。ガンダムネタを物語に関係させる事無く差し挟むかという点では、お手本のような作品。
ただ、二次創作を深くやっていた者からしてみると、その物語自体は完全に予想通りというか、10年以上前に素人がやっていた事と同じ。
ガンダムSEEDという作品の、作品としての制約が如実に出ていたと感じる。
ウクライナやガザでリアルな戦争が行われ、社会格差がリアルな分断を生じさせている現在において、個人の自由と社会の公正を、いかに橋渡しできるかという踏み込むべき話には、やはり踏み込めなかったかと思う。
正直言うと期待していなかったのだけど、いい意味でその期待を裏切られた。
それでも、単体としての出来の良さが、逆にシリーズとしての寿命を失わせてしまったのではないかとの危惧はあるけど。